大型三脚を買いました。購入したのは『SLICK PRO 780 DX』です。
『SLICK PRO 780DX』という商品はSLICKブランドを販売しているケンコー・トキナー社の日本のホームページには載っていません。これは海外のみで販売している商品になります。
この海外のみで販売されている製品が、ケンコー・トキナーオンラインショップで「輸出専用棚ズレ品」として販売されています。
『棚ズレ』は一般用語として不良在庫とか型落ち在庫の意味があります。在庫整理で棚からズラす必要がでた品です。
海外での販売目的で製造したが、海外で販売終了になったため、輸出することなく製造国である日本に留まっている商品ではないかと推測しています。
そのためメーカーとして保証はつけられないが、日本向けに格安で販売するといった商品になっています。
海外販売の型番なので日本の公式サイトには載っていませんが、同等の製品が型番違いで載っています。
そして三脚と雲台のセットについては、そのセット内容が多少異なっています。
購入に当たってそれらの型番違いやセット内容違いを細かく調べたので、ここに書き記しておきます。
ケンコー・トキナーオンラインショップ
ケンコー・トキナーオンラインショップ【Yahoo!ショッピング店】
ケンコー・トキナーオンラインショップ【Amazon.co.jp】
ケンコー・トキナーオンラインショップは公式販売サイトだけでなく、大手販売サイトにも出店しています。それぞれで「輸出専用棚ズレ品」を検索してみると出てきます。
販売サイトを比較すると、価格設定が異なっていることもあります。また、販売サイト毎にクーポンやポイントなど、値引き価格になることがあります。
私が確認した限りでは、公式サイトで全品10%OFFをやっていたり、楽天のスーパーセールでクーポン使用引き対象になっていました。
気になった輸出専用棚ズレ品
検索して出てくる「輸出専用棚ズレ品」で気になった型番をチェックしてみました。
PRO700DX
PRO700DXは三脚と3ウェイ雲台のセットで販売されていますが、雲台に型番が与えられていないようです。ブラックとシルバーの2色があります。
三脚部分については国内で「プロ 700 DX-III N 脚」として販売されているものと同じです。脚パイプ径30.2mmのAMT合金製の大型三脚です。
雲台部分については国内に同等商品が無いようですが、気になる人は下記に参考動画を埋め込んであるので確認してみて下さい。
PRO780DX
PRO780DXは三脚部分がPRO700DXで雲台が3ウェイ雲台SH-807Eのセットです。
コマ締め方式を採用しており、割り締め方式よりも高性能となっています。その分、価格設定が高くなっています。
後述するSH-806Eと共通のクイックシューで、この記事を書いている2023年6月もクイックシューの販売流通はまだあるようです。
スペアクイックシュー 6196 SH-806E/SH-807E用
現在日本国内で販売されているのはSH-807Nです。
クイックシュー方式ではなく、直接固定方式になっています。
日本国内で販売されている「プロ 700 DX-III N」の付属雲台はSH-807Nになっています。
海外向けはクイックシュー方式で、国内向けは直接固定方式の違いがありますが、その他については同じ性能のようです。
PRO580DX
PRO580DXは三脚部分がPRO500DXで雲台が3ウェイ雲台SH-806Eのセットです。
日本国内で販売されている「プロ 500 DX-III N」と三脚部分は同じです。
国内向けは雲台がSH-806Nなので、PRO780DXと同様にクイックシュー方式と直接固定方式の違いとなります。
これもコマ締め方式を採用しており、高性能な分、価格設定が高くなっています。
PRO700BHX
PRO700BHXは三脚部分がPRO700DXで雲台が自由雲台SBH-808DQのセットです。
SBH-808DQの説明については埋め込み動画を確認してみて下さい。
日本国内で販売されていた「ボールヘッド800」という製品の海外版だそうです。
PRO723AF
PRO723AFは三脚部分がカーボン723EXで雲台がグリップ式雲台AF1100Eのセットです。
日本国内で販売されている「カーボン 723 EX III」と三脚部分は同じだと思います。
日本国内で販売されているグリップ式自由雲台で「AF1100E N」がありますが、違いについては確認できませんでした。
グリップ式雲台は淘汰されて無くなりそうですね。
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